語り部甲子園
KATARIBE KOSHIEN
読書革命 「語り部甲子園」を開催します。
高校生「不読率」55.7%解消へ、解決策として語り部の育成を目指します。
読む人から読書を勧める側へ、読書の楽しさを伝える発表の場である「語り部甲子園」を提供します。
なぜ「語り部」育成なのか?
WHY KATARIBE?

高校生「不読率」55.7%→解消へ
今、高校生の「不読率」(1か月に1冊も本を読まない割合)は55.7%に達し、年々増加傾向にあります(全国学校図書館協議会)。昨年(2025)、文科省が実施した学力テストでは、「読書が好き」と回答した児童・生徒が、国語・算数(数学)・理科の全科目で、「読書が好きではない」と回答した層を上回る得点を記録しました。例えば、小学校国語では、「読書が好き」層は73.6%を記録。「読書が好きではない」層は56.2%であり、両者の差は約17ポイントです。読書は、学力の基本であると言えます。

解決策→語り部の育成
太陽塾は、読書を推進する新たな担い手として「語り部」を育成します。語り部は落語のように型が定まった芸能ではなく、語り手の裁量によって表現を「創作」することが可能です。実際に「浦島太郎」や「かぐや姫」も、語り部によって脚色されながら、時代と地域を超えて「物語」を変えてきました。“余白”があるからこそ、「原典を読みたい」という動機が生まれます。語りは、読書への入口になるのです。「読書好き」に本を勧める取り組みとは大きく異なります。新たな「読書革命」なのです。

なぜ『民話』を導入するのか
民話は、感情表現を育てる入口として最適です。AI化が進み、感情が乏しい児童生徒が益々増えているように思われます。民話には「感情」を育てる読書効果があります。物語が短く、善悪や因果関係が理解しやすいため、読書が苦手な人でも入りやすいからです。
また、民話には「物語を共有する」体験ができます。「心が動く」→「興味が湧く」→「実際に読む」という流れをつくり、不読者を「読書」へ誘導します。
民話を題材にして「友人関係」を築くきっかけを作ることができるのです。
さらに、「語り部」になり、人前で話すトレーニングができます。リーダーの条件の一つである、「スピーチ力」を高めることができるのです。
語り部とは
WHAT IS KATARIBE?

読書を「個人」から「文化」へ
語り部とは、昔から受け継がれてきた物語や出来事を、人の言葉でやさしく伝える人のことです。語りを通して、その時代の空気や人々の想いを感じさせ、聞く人の心に深く残る時間を届けます。
- 不読者
- 語り部
- 読書
- 読書を勧める
語り部
語り部は3分間に何を語るのか
THREE-MINUTE SPEECH
『ツルのおん返し』問いの立て方(例)
語りは「問い」から始まる
「恩返し」とは、相手を楽にすることなのか?
この問いがあるからこそ、「ツルのおん返し」は単なるいい話ではなく、考えさせる名作になるのです。
3分間 語り構成
導入:30秒
常識を一旦否定する
語り部は、まず聞き手の”常識”を揺さぶります。
「ツルのおん返し」は、やさしい話だと思われがちです。
もし“恩返し”が、相手をダメにしてしまったら?本当に「恩返し」になるのでしょうか?
ここで問いが提示され、聞き手は「考えるモード」に入ります。
展開:1分
出来事を”因果”で語る
あらすじをなぞるのではなく、因果関係で語ります。
- よきちは、見返りを求めずツルを助けた
- ツルは嫁となり、義母を支え、機を織って家を豊かにした
- しかしその豊かさが、よきちを酒におぼれさせ、怠け者にした
「ツルのおん返しは、最初は”成功”しました。
けれど、お金持ちになった、よきちから”働く気持ち”を奪ってしまったのです」
恩返し=善 という単純な図式を、ここで崩します
核心:1分
問いを真正面からぶつける
語り部は、物語の核心を言葉にします。
「ツルは、機を織り続ければ、大金持ちにさせてあげられたはずです。
それでもツルは、家を出ることを選びました。なぜでしょうか?」
ここで語り部は「テーマ」を示します。
- 尽くすことが、相手をダメにする場合がある
- 与え続けることは、やさしさではなく”甘やかし”になってしまう
- だからツルは、”飛び去る”という一番つらい「恩返し」を選んだ
ここで聞き手は、「恩返しをしたのだろうか?」と考え始めます。
結末:30秒
未来へつながる一行を残す
最後は、結末を“希望”として結びます。
「ツルは夜空へ飛び去ります。そして翌朝、よきちは久しぶりに早起きし、くわを持って畑へ出ます。
『わぁ~お日さまがまぶしいな』
・・・ツルのおん返しは、ここで初めて完結したのです」
最後に残す問い(語り部の締め)
「あなたにとって、本当の恩返しとは何でしょうか?」
『英文読解は「語順」理解が9割』
ENGLISH READING
本書は、「読むだけ」から「読ませる側」へと大胆に転換するためのテキストです。英文を併記しているため、物語を楽しみながら大学受験にもつなげられます。
人と人を結びつけるのは、温もりのある物語です。どうか、感情豊かに表現し、友の心に「読書」の火を灯してください。あなたが「語り部」となり、物語を「読ませる側」へ踏み出すきっかけになれば幸いです。
大学受験を「友」と共に乗り越え、自身の使命を果たすことを期待します。

日本民話を用いた英文読解トレーニング
ENGLISH READING TRAINING
読めない原因は「語順」にある
3ステップ・トレーニング
語順のまま意味を取る(SVOC/旬・節のかたまり)
構造を見える化(スラッシュ/かっこ/指示語の追跡)
要約・反復(日本語要約→英語⇒日本語)
目的:英文を「英語」として理解できる状態にする
日本民話導入:第1話「浦島太郎」から開始
ストーリーが明快
語順・構造に集中できる
読解の成功体験が生まれる
学校理念(文化・言語活動)と親和性が高い
文化×学力ハイブリッド設計
英語力向上(入口)
語順難解トレーニング
民話 … 英文理解 日本語に再転換
読書文化の定着(出口)
校内発表(語り部甲子園)
語り部育成
日本民話で成功体験

年間スケジュール
SCHEDULE
4月
Apr
書籍発刊 「2026 語り部甲子園 課題10作品」
学校導入・趣旨共有
5月
May
朝読開始・グループ編成
民話を「読む」「聴く」→評価しない・導入重視
6月
Jun
実践①
グループ内発表・フィードバック
7月
Jul
実践②
クラス発表・校内予選候補選出
9月
Sep
校内予選
学年・全校発表→学校代表決定
10月
Oct
代表強化
表現力磨き上げ→他校交流(任意)
11月
Nov
語り部甲子園
読書週間に開催 初年度:全国大会(関東大会)
語り部・直木賞作家
志茂田景樹氏推薦
私は長年にわたり、「語り」という営みを通して、子どもたちに物語を届けてきました。
人が声によって言葉を紡ぎ、心から心へと伝えていくこの行為は、日本において古来より連綿と受け継がれてきた文化の根幹であり、人間存在の本質に深く関わるものです。
しかし現代は、情報技術の飛躍的な発展により、言葉が瞬時に消費され、軽やかに流れ去っていく時代でもあります。
このような時代だからこそ、あえて立ち止まり、「自らの言葉で語る」という行為の意味を問い直す必要があるのではないでしょうか。
語るとは、単なる発話ではありません。
自己の内面を見つめ、他者の心に思いを致し、言葉を吟味し尽くす営みです。そこには、人が人として成熟していくために不可欠な過程が凝縮されています。まさにそれは、教育の本質そのものであると言えるでしょう。
とりわけ、次代を担う中学生・高校生が、自らの言葉によって物語を立ち上げる経験は、自己認識を深め、他者との関係性を築き直す契機となります。それは単なる表現活動の域を超え、人間形成そのものに資する営みであり、社会にとっても極めて重要な意味を持ちます。
「語り部甲子園」は、日本に脈々と息づく語りの文化を、次世代へと確かに継承し、新たな時代にふさわしいかたちで再創造しようとする試みです。世代や立場を超えて、人が言葉をもって向き合うこの場は、日本文化の未来に対して大きな示唆を与えるものであり、その意義は計り知れません。
私は、この志ある挑戦に深い敬意を表するとともに、本大会が広く社会に受け入れられ、「語り」という文化が豊かに継承・発展していくことを、ここに強く希求いたします。
直木賞作家 志茂田景樹
語り部甲子園についての
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03-4360-8784
受付時間 平日9時~17時(土日祝日除く)